1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 低体重は脊椎骨折の危険因子

低体重は脊椎骨折の危険因子

2023年3月21日  専門誌ピックアップ

韓国の国民健康保険公団が実施した2009年の定期健康診査の受診者で普通体重以下だった96万2533人を対象に、低体重の程度と脊椎骨折リスクの関連を後ろ向きコホート研究で検討。対象者を標準体重(BMI 18.50-22.99)と低体重(BMI:軽度17.50-18.49、中等度16.50-17.49、重度16.50未満)に分け、2010-18年の脊椎骨折の新規発生率を追跡調査して、標準体重群に対する各低体重群の脊椎骨折のハザード比を求めた。 その結果、年齢や性別、喫煙状況などで調整後の脊椎骨折のハザード比は、低体重の程度が上がるにつれて上昇し、軽度の低体重が1.11(95%CI 1.04-1.17)、中等度の低体重が1.15(同1.06-1.25)、重度の低体重が1.26(同1.14-1.40)だった。...