好酸球性食道炎の除去食、1品目と6品目の寛解率同等

好酸球性食道炎（EoE）の成人患者129例を対象に、6品目（畜乳、小麦、卵、大豆、魚介類、ピーナツと木の実）除去食（6FED）と1品目（畜乳）除去食（1FED）を無作為化非盲検試験で比較。主要評価項目を組織学的寛解（ピーク時の高倍率1視野当たりの好酸球数15個未満）を得た患者の割合とした。 その結果、6週時の組織学的の達成は6FED群が40％、1FED群が34％だった（差6％、P＝0.58）。6FEDと1FEDのEoE Histology Scoring System（EoEHSS：－0.23 vs. －0.15、差－0.08、P＝0.23）、EoE Endoscopic Reference Score（EREFS：－1.0 vs. －0.6、差－0.4、P＝0.28）およびEoE Activity Index（EEsAI：－8.2 vs. －3.0、差－5.2、P＝0.091）の試験前からの平均変化量に有意差はなかった。1FEDに不応で6FEDへ移行した21例中9例（43％）および6FEDに不応でフルチカゾンプロピオン酸エステル嚥下療法へ移行した11例中9例（82％）が組織学的寛解を...