英国の1946年3月出生の全国代表標本3589例(男性51%)を対象に、幼少期(2歳未満)の下気道感染症(LRTI)罹患と成人期(26-73歳)の呼吸器疾患死リスクの関連を縦断的観察コホート研究で検討。最長追跡期間は47.9年だった。 小児期の社会経済的状況、家庭内の過密状況(overcrowding)、出生体重、性別、20-25歳時の喫煙状況などで調整した解析の結果、幼児期にLRTIに罹患した参加者は、で罹患しなかった参加者と比べて73歳までの呼吸器疾患死リスクが高かった(ハザード比1.93、95%CI 1.10-3.37、P=0.021)。これに相当する人口寄与リスクは20.4%、1972-2019年のイングランドおよびウェールズでの超過死亡は17万9188例だった。...
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