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プラバスタチン子宮内曝露、安全性を確認

2023年3月23日  American Journal of Obstetrics and Gynecology

プラバスタチンへの子宮内曝露が児の発育および神経発達に及ぼす影響を検討。妊娠高血圧腎症高リスク者へのプラバスタチンの安全性をプラセボと比較したパイロット試験に参加した母親からの出生児30例を追跡した。 追跡4.7年で、児の性別および補正年齢ごとのBMIパーセンタイル、BMIパーセンタイルの極値率、医学的または発達上の合併症の報告に群間差はなかった。プラセボ群では2例に歩行困難、4例に手指操作能力低下が見られたのに対し、プラバスタチン群では運動能力に制限のある児はいなかった。プラバスタチン群の児はプラセボ群の児に比べて、総平均概念能力スコアが高く(98.2±16.7点 vs. 89.7±11.0点、P=0.13)、スコア85点未満(平均より1標準偏差低い)の頻度が低かった(15.4% vs. 35.7%、P=0.38)。親が回答した児の行動チェックリストに有意な群間差はなかった。...