ケニア、マラウイおよびタンザニアのスルファドキシン・ピリメタミン耐性が高い地域で、マラリアに対するdihydroartemisinin-piperaquine単独またはアジスロマイシン併用による妊娠中の間欠的予防治療が有害妊娠転帰を抑制するかを二重盲検無作為化試験で検討。ヒト免疫不全ウイルス(HIV)陰性の単胎妊娠女性4680例を対象とした。複合主要評価項目は、胎児消失、有害新生児転帰(在胎不当過小、低出生体重、早産)および新生児死亡の報告頻度とした。 その結果、スルファドキシン・ピリメタミン群(23.3%)に比べてdihydroartemisinin-piperaquine群(27.9%、リスク比1.20、95%CI 1.06-1.36、P=0.0040)およびdihydroartemisinin-piperaquine+アジスロマイシン群(27.6%、同1.16、1.03-1.32、P=0.017)の方が複合評価項目の報告頻度が高かった。100人年当たりの重篤な有害事象の発生率は、母親(スルファドキシン・ピリメタミン群17.7、dihydroartemisinin-piperaqu...
m3.comは、医療従事者のみ利用可能な医療専門サイトです。会員登録は無料です。