脳卒中はその後の睡眠障害と関連あり

脳卒中歴がある患者を対象に、脳卒中と睡眠障害の関連を横断的研究で検討。2017-18年のカナダ地域健康調査（CCHS）の睡眠および慢性疾患の項目に回答した18歳以上の住民データを用いて自己報告による睡眠障害を評価した。 その結果、CCHS回答者4万6404例のうち682例が脳卒中の影響を報告した。脳卒中の影響がある回答者では、覚醒持続困難（調整後相対リスク2.16、95％CI 1.59-2.94）、夜間睡眠時間が短いまたは長い（同1.93、1.57-2.38）、入眠または睡眠維持困難（同1.53、1.28-1.83）、良質な睡眠の不足（同1.30、1.14-1.49）など、その他の回答者よりも睡眠障害有病率が高かった。睡眠障害に関する評価項目に1つ以上当てはまる割合は、脳卒中の影響がある回答者では61.6％だったのに対し、その他の回答者では48.2％だった（同1.28、1.18-1.40）。...