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乳がんは診断から手術までの期間が8週超えるとOS不良

2023年3月28日  JAMA Surgery

米国で2010-14年に乳がんの診断を受けた女性のデータを用いて、診断から初回乳房手術までの期間(週数)と総生存(OS)との関連および手術遅延の関連因子を症例集積研究で検討。I-III期の乳がん(乳管または小葉がん)患者37万3334例を解析対象とした。 多変量Cox回帰分析の結果、診断から手術までの期間が9週(57-63日)以上は、0-4週(1-28日)に比べてOSが不良だった(ハザード比1.15、95%CI 1.08-1.23、P<0.001)。多項回帰で、手術までの期間延長(診断から手術まで1-30日を基準とした)の関連因子は、1)若年(調整オッズ比:45歳以下で診断から手術までの期間が31-60日1.32、95%CI 1.28-1.38;61-74日1.64、1.52-1.78;74日超1.58、1.46-1.71)、2)無保険またはメディケイド加入(ハザード比:メディケイド患者で診断から手術までの期間が31-60日1.35、1.30-1.39;61-74日2.13、2.01-2.26;74日超3.42、3.25-3.61)および3)低世帯収入地域(ハザード比の例:世帯収入3万...