腰椎手術前の低アルブミン血症で術後死亡率増加

米国で腰椎手術施行患者2573例を対象に、術前の低アルブミン（ALB）血症と死亡および罹病リスクの関連を後ろ向きコホート研究で検討。79例で低アルブミン血症が認められた。 多変量回帰モデルでの解析の結果、正常アルブミン血症患者群に比べ低アルブミン血症患者群は1年（オッズ比10.2、95％CI 3.1-33.5、P＜0.001）および7年（ハザード比4.18、2.29-7.65、P＜0.001）調整後死亡リスクが有意に高かった。ベースラインのオスウェストリー障害指数（ODI）スコアは低アルブミン血症患者群の方が13.5点高かった（5.7-21.4、P＜0.001）。1年時点（オッズ比1.15、0.5-2.62、P＝0.75）および最終追跡時点（ハザード比0.82、0.44-1.54、P＝0.54）の調整後再入院率に群間差は見られなかった。...