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mHSPCのダロルタミド、サブグループでも生存率良好

2023年3月30日  Journal of Clinical Oncology

アンドロゲン除去療法+ドセタキセル併用療法へのダロルタミド上乗せの第III相試験(ARASENS試験)に参加した転移性ホルモン感受性前立腺がん(mHSPC)患者1305例を対象に、腫瘍体積およびリスクに基づくサブグループでの有効性および安全性を検討。1005例(77%)が腫瘍体積高値、912例(70%)が高リスクと判定された。 その結果、ダロルタミド群はプラセボ群に比べ、腫瘍体積高値(ハザード比0.69、95%CI 0.57-0.82)、高リスク(同0.71、0.58-0.86)、低リスク(同0.62、0.42-0.90)のサブグループの総生存率(OS)が高く、腫瘍体積低値のサブグループでも生存便益が示唆された(同0.68、0.41-1.13)。いずれのサブグループでも有害事象発生率は両群同等で、腫瘍体積高値のサブグループでのグレード3-4のAE発生率はダロルタミド群が64.9%、プラセボ群が64.2%、低値のサブグループでは70.1%、61.1%だった。頻度の最も高かったAEの多くは既知のドセタキセル関連の毒性だった。...