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ダパグリフロジンで2型糖尿病患者の入院リスク低下

2023年3月31日  専門誌ピックアップ

2型糖尿病患者1万7160例を対象とした二重盲検無作為化プラセボ対照試験(DECLARE-TIMI 58試験)の事後解析で、ダパグリフロジンの入院リスクへの効果を検討した。 その結果、中央値4.2年の追跡で、ダパグリフロジンはあらゆる原因による初回の非待機的入院(ダパグリフロジン群32.4% vs. プラセボ群35.4%、ハザード比0.89、95%CI 0.85-0.94)および初回と2回目以降を合わせた全体の非待機的入院(リスク比0.92、95%CI 0.86-0.97)のリスクが低下した。ダパグリフロジンとあらゆる原因による初回非待機的入院リスクとの関連は、試験開始前にアテローム動脈硬化性心血管疾患があった患者(ハザード比0.92、0.85-0.99)、ない患者(同0.87、0.81-0.94)ともに認められた(相互作用のP=0.31)。プラセボ群に比べて、ダパグリフロジン群は心臓障害(ハザード比0.91、0.84-1.00)、代謝および栄養障害(同0.73、0.60-0.89)、腎および尿路障害(同0.61、0.49-0.77)、その他の原因(同0.90、0.85-0.96)によ...