1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. MSS大腸がんの3剤療法、P2推奨用量のORR 36.4%

MSS大腸がんの3剤療法、P2推奨用量のORR 36.4%

2023年3月31日  JAMA Oncology

標準化学療法後に進行した遠隔転移があるマイクロサテライト安定性(MSS)大腸がん患者39例を対象に、レゴラフェニブ(4週ごとに21日間連日投与)+イピリムマブ(6週ごとに固定用量1mg/kg静注)+ニボルマブ(2週ごとに固定用量240mg静注)の3剤併用療法を最長2年の第I相非無作為化試験で検討。主要評価項目は第II相試験推奨用量(RP2D)の検討、副次評価項目は安全性および全奏効率(ORR)とした。 その結果、レゴラフェニブ80mg/日を投与した3剤併用療法の開始用量で最初の9例に用量制限毒性は見られず、この用量をRP2Dに決定した。さらに20例を登録したRP2D投与コホートのORRは27.6%、無増悪生存期間(PFS)中央値は4カ月、総生存期間(OS)は20カ月だった。肝転移のない22例のORRは36.4%、PFSは5カ月、OSは22カ月超だった。...