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超加工食品の総摂取量に糖尿病リスクとの関連

2023年4月1日  Diabetes Care

米国の3つの大規模コホート研究(Nurses’ Health Study、Nurses’ Health Study II、Health Professional Follow-Up Study)を基に、超加工食品の摂取と2型糖尿病の関係を調査。さらに、前向きコホート研究のメタ解析を実施した。 その結果、大規模コホート研究(518万7678人年、T2D患者1万9503例)の解析で、超加工食品総摂取量の第1五分位を基準とした第5五分位のT2Dハザード比は1.46(95%CI 1.39-1.54)だった。超加工食品のサブグループでは精製粉のパン、ソース・スプレッド・調味料、人工甘味料と加糖飲料、動物性食品、調理済食品で2型糖尿病リスクが高くなり、シリアル、全粒粉のパン、包装済みのスナック、果物由来の製品、ヨーグルトと乳製品由来のデザートで2型糖尿病リスクが低下した。前向きコホート研究(41万5554人、T2D患者2万1932例)の解析で、超加工食品総摂取量の10%増加ごとに2型糖尿病リスクが12%上昇した。NutriGradeにより、この関連を示すエビデンスの信頼性が裏付けられた。...