1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 外来腰椎除圧術から入院への変更、関連因子を特定

外来腰椎除圧術から入院への変更、関連因子を特定

2023年4月3日  専門誌ピックアップ

腰椎後方除圧術の外来手術施行した患者1096例を対象に、外来手術からの経過観察入院(OS、滞在48時間未満)または入院(48時間超)への変更に関連する因子を後ろ向き観察研究で検討。 その結果、58%が外来手術から経過観察入院または入院に変更されていた。多変量ロジスティック回帰解析から、年齢80歳超、米国麻酔医学会(ASA) グレード高値、睡眠時無呼吸既往、ドレーン使用、推定失血量高値、長時間の手術、遅い時間からの手術、疼痛スコア高値が外来手術から経過観察入院または入院への変更の独立した危険因子であることが示された。経過観察入院から入院への変更の危険因子は、ASAクラス3以上、冠動脈疾患(CAD)、糖尿病(DM)、甲状腺機能低下症、ステロイド使用、ドレーン使用、硬膜裂傷、椎弓切除術だった。...