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カフェインを摂取しても期外収縮は増えない

2023年4月4日  New England Journal of Medicine

成人100例(平均年齢39歳、女性51%)を対象に、カフェイン入りコーヒーの摂取が健康に及ぼす急性効果を前向き無作為化症例クロスオーバー試験で検討(CRAVE試験)。14日の期間中、参加者に毎日テキストメッセージでカフェイン入りコーヒーを摂取するかカフェインを避けるかを指示する方法で無作為化割付けを実施した。主要評価項目は、1日の心房期外収縮数の平均とした。 その結果、カフェインを摂取した日の心房期外収縮数は1日58回だったのに対し、カフェインを避けた日は1日53回だった(率比1.09、95%CI 0.98-1.20、P=0.10)。カフェイン入りコーヒー摂取とカフェイン摂取なしを比較したその他の評価項目は、1日の心室期外収縮数がそれぞれ154と102(率比1.51、95%CI 1.18-1.94)、1日の歩数が1万646と9665(差の平均1058、95%CI 441-1675)、夜間の睡眠が397分と432分(同36、25-47)、血清グルコース値が95mg/dLと96mg/dL(同-0.41、-5.42-4.60)だった。...