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古典的ジキンリンパ腫にAVD+ペムブロリズマブが有望

2023年4月5日  専門誌ピックアップ

治療歴のない古典的ホジキンリンパ腫(CHL)患者30例を対象に、ペムブロリズマブと化学療法の併用療法の安全性と有効性を単群試験で検討。化学療法にはドキソルビシン塩酸塩、ビンブラスチン、ダカルバジン(AVD)を用いた。 その結果、最初の2サイクルで有意な治療の遅延は観察されず、主要安全性評価項目を達成した。奏効の評価が可能な29例での最良総合効果は100%、完全奏効率は90%だった。追跡期間中央値2.1年で、2年無増悪生存率は97%、総生存率は100%だった。ctDNA陰性化で、2回目のサイクル終了後(P=0.025)および治療終了後(治療終了時のP=0.0016)の無増悪生存が良好だった。治療終了時にFDG-PET検査による持続性疾患が認められ、かつctDNA陰性の患者4例では再発は見られなかった。...