産後2-4週でのIUD挿入、6カ月後の脱出率に差なし

産後早期（2-4週間）の子宮内避妊器具（IUD）挿入によるIUD脱出率を無作為化非劣性試験で検討。標準的な産後6-8週間後の挿入と比較した。米国の4施設で出産後の女性404例を組み入れ、早期挿入群（203例）と標準間隔群（201例）に割り付けた。主要評価項目は産後6カ月時点のIUD完全脱出率とし、非劣性マージンを6％とした。 その結果、IUDを挿入し、6カ月時の追跡を完了した294例（73％）を解析対象とした。完全脱出率は早期挿入群が2.0％、標準間隔群が0％で、非劣性が示された（群間差2.0％ポイント、95％CI －0.5-5.7）。部分脱出率は早期挿入群が9.4％、標準間隔群が7.6％だった（同1.8％ポイント、－4.8-8.6）。...