米国で新興真菌Candida aurisへの感染が急増

米国で、2019年から2021年までの新興真菌Candida auris（C. auris）の伝播拡大状況を分析。評価項目は各保健局から疾病対策予防センターに報告された症例数、定着スクリーニング検査数、抗真菌薬感受性検査結果とし、経時的および地理的地域ごとに収集して比較した。 その結果、2021年12月31日までにC. aurisの臨床症例3270例およびスクリーニング症例7413例が報告された。臨床症例の増加率は、2019年の44％から2021年の95％へと年々上昇している。2021年には、定着スクリーニング検査数が80％以上、スクリーニング症例数が200％以上増加していた。2019年から2021年までに17の州で初のC. auris症例が特定された。エキノキャンディン系薬剤耐性C. aurisの症例数は、2021年に前年および前々年の症例数の約3倍報告された。...