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ワクチン接種で罹患後症状COVID-19リスクが大幅に低下

2023年4月8日  JAMA Internal Medicine

成人を対象とした新型コロナウイルス感染症(COVID-19)罹患後症状(PCC)発症の危険因子を系統的レビューとメタ解析で検討。PCCの危険因子として、患者の年齢、性別、BMI、喫煙状況、併存疾患(不安またはうつ病、喘息、慢性腎臓病、慢性閉塞性肺疾患、糖尿病、免疫抑制、虚血性心疾患)、COVID-19による入院またはICU(集中治療室)入室、COVID-19ワクチン接種歴などを検討した。 その結果、論文41編と患者86万783例を解析対象とした。メタ解析の結果、女性(オッズ比1.56、95%CI 1.41-1.73)、年齢(同1.21、1.11-1.33)、高BMI(同1.15、1.08-1.23)、喫煙(同1.10、1.07-1.13)でPCC発症リスクが上昇した。併存疾患(同2.48、1.97-3.13)や過去の入院またはICU入室(同2.37、2.18-2.56)があるとリスクが高かった。COVID-19ワクチンを2回接種している患者は、未接種患者との比較でPCC発症リスクが低かった(同0.57、0.43-0.76)。...