血行再建できないCLTIに深部静脈動脈化が有効

包括的高度慢性下肢虚血（CLTI）で血行再建の選択肢がない患者105例（年齢中央値70歳、女性31.4％）を対象に、深部静脈の経カテーテル動脈化の効果を前向き単群多施設共同試験で検討（PROMISE II試験）。複合主要評価項目は、6カ月時点での無切断生存（足関節より上での切断も死亡もない状態と定義）とし、達成目標の54％と比較した。 その結果、104例（99.0％）が深部静脈の経カテーテル動脈化に成功した。6カ月時点の無切断生存率は66.1％だった。ベイズ解析によれば、6カ月時点の無切断生存率が達成目標54％を超える事後確率は0.993であり、事前に定めた閾値0.977を上回った。機器に起因する予測できない有害事象は報告されなかった。...