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持久系スポーツのアスリートは冠動脈プラーク検出率高い

2023年4月10日  European Heart Journal

心血管のリスクが低い男性を対象に、健康的な生活習慣下での長期持久的スポーツによる冠動脈アテローム性動脈硬化症への影響を前向き観察コホート研究で検討(Master@Heart試験)。生涯にわたり持久的スポーツをするアスリート191例、30歳以降に開始したアスリート191例、健常な非アスリート176例を解析対象とした(全体の年齢中央値55歳)。 その結果、運動耐用能の指標[最大酸素摂取量(VO2peak)に対する測定値の割合]は生涯アスリート群が159%、後期開始アスリート群が155%、非アスリート群が122%と、アスリート群の方が高かった。生涯アスリート群は非アスリート群に比べ、CT冠動脈造影での冠動脈プラーク(オッズ比1.86、95%CI 1.17-2.94)、近位部プラーク(同1.96、1.24-3.11)、石灰化プラーク(同1.58、1.01-2.49)、近位部石灰化プラーク(同2.07、1.28-3.35)、非石灰化プラーク(同1.95、1.12-3.40)および近位部非石灰化プラーク(同2.80、1.39-5.65)、混合型プラーク(同1.78、1.06-2.99)の検出リスク...