側副血行あり脳卒中、6-24時間後でも血管内治療が有効

発症または最終健在確認から6-24時間以内の前方循環の大血管閉塞による虚血性脳卒中で、CT血管造影（CTA）で側副血行が確認された患者535例を対象に、最良の内科治療に追加した血管内治療の有効性と安全性を第III相非盲検評価項目盲検無作為化比較試験で検討（MR CLEAN-LATE試験）。修正intention-to-treat集団（502例）を評価対象とした。 その結果、血管内治療群は対照群（血管内治療なし）に比べて、90日時点の修正Rankin尺度（mRS）スコア中央値が低く（3点 vs. 4点）、mRSに基づく機能転帰の分布が良好だった（調整後共通オッズ比1.67、95％CI 1.20-2.32）。全死因死亡率に有意な群間差はなかった（血管内治療群24％ vs. 対照群30％、調整後オッズ比0.72、95％CI 0.44-1.18）。血管内治療群の方が症候性頭蓋内出血の発生率が対照群より高かった（同7％ vs. 2％、4.59、1.49-14.10）。...