体外受精の妊娠率、タイムラプスモニタリングで改善せず
オランダの不妊治療クリニック15施設で体外受精または卵細胞質内精子注入法を実施したのカップル1731組を対象に、タイムラプスモニタリングの効果を無作為化比較試験で検討(SelecTIMO試験)。自動解析ソフトウェアEEVAを用いた胚選択とインキュベーターからの取り出しが不要な非断続的(uninterrupted)培養環境の効果をそれぞれ検討することとし、EEVAタイムラプス胚選択+非断続的培養(TLE)群、通常の胚選択+非断続的培養(TLR)、通常の胚選択+断続的(interrupted)培養(対照)の3群で比較した。 intention-to-treat解析の結果、12カ月時点の累積妊娠継続率はTLE群が50.8%、TLRが群50.9%、対照群が49.4%だった(P=0.85)。予後良好者での新鮮単一胚移植後の妊娠継続率はTLE群が38.2%、TLR群が36.8%、対照群が37.8%だった(P=0.90)。重篤な有害事象報告件数はTLE群が5件、TLR群が4件、対照群が1件で、いずれも処置に起因するものではなかった。...
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