1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. サッカーのフィールドプレーヤー、神経変性疾患リスク高い

サッカーのフィールドプレーヤー、神経変性疾患リスク高い

2023年4月15日  専門誌ピックアップ

1924-2019年にスウェーデンのトップリーグで1試合以上プレーした男性サッカー選手6007人を対象に、神経変性疾患リスクをコホート研究で検討。マッチさせた一般集団の対照者5万6168人と比較した。 2020年末までの追跡の結果、サッカー選手537人(8.9%)および対照者3485人(6.2%)が神経変性疾患の診断を受けた(ハザード比1.46、95%CI 1.33-1.60)。疾患タイプ別では、アルツハイマー病とその他の認知症は対照者よりサッカー選手に多く(同1.62、1.47-1.78)、運動ニューロン疾患には有意差がなく(同1.27、0.73-2.22)、パーキンソン病はサッカー選手の方が少なかった(同0.68、0.52-0.89)。対照者と比べた神経変性疾患リスクは、フィールドプレーヤーが高く(同1.50、1.36-1.65)、ゴールキーパーはそれほどでもなかった(同1.07、0.78-1.47)。フィールドプレーヤーはゴールキーパーより神経変性疾患リスクが高かった(同1.43、1.03-1.99)。...