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子宮頸がん生存者の禁煙介入、長期効果認めず

2023年4月22日  Journal of Clinical Oncology

18歳以上の子宮頸部上皮内腫瘍(CIN)または子宮頸がん既往のある女性喫煙者202例を対象に、禁煙介入Motivation And Problem Solving(MAPS)の長期有効性を無作為化比較試験で検討。全患者が自助資料、禁煙クイットライン(電話相談窓口)の紹介、ニコチン代替療法(パッチ+トローチ)から成る標準治療(ST)を受け、MAPS群はSTに加え12カ月間で6回の電話カウンセリングを受けた。介入の効果はロジスティック回帰および一般化推定方程式を用いて分析した。 その結果、主要評価項目に規定した自己報告による18カ月時の7日間点禁煙率はMAPS群14.2%とST単独群12.9%とで有意差は見られなかったが(P=0.79)、有意な状態と評価の相互作用(condition × assessment interaction)が認められた(P=0.015)。12カ月時の禁煙率は、MAPS群の方がST単独群に比べ有意に高かった(26.4% vs. 11.9%、P=0.017、推定オッズ比2.60、95%CI 1.19-5.89)。...