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ホジキンリンパ腫、ペムブロリズマブ上乗せで高い奏効率

2023年4月28日  JAMA Oncology

自家造血幹細胞移植適応の再発または難治性古典的ホジキンリンパ腫患者42例を対象に、イホスファミド+カルボプラチン+エトポシド(ICE)化学療法へのペムブロリズマブ上乗せ効果を第II相単群多施設非無作為化試験で検討。18F-フルオロデオキシグルコースを用いたPET/CT検査(FDG-PET/CT)で評価した完全奏効率(Deauvilleスコア3点以下と定義)を主要評価項目とし、評価可能例は37例だった。 その結果、FDG-PET/CTで評価した完全奏効率は86.5%(95%CI 71.2-95.5)、全奏効率は97.3%(36例)、部分奏効率は10.8%(4例)だった。2年時の無増悪生存率は87.2%(32例、95%CI 77.3-98.3)、全生存率は95.1%(95%CI 88.8-100)と推定された。ICE化学療法へのペムブロリズマブ上乗せによる幹細胞の動員と、採取または生着への悪影響はなかった。...