2型糖尿病患者、砂糖入り飲料の摂取で死亡リスク上昇
2023年4月29日
British Medical Journal
2型糖尿病の成人を対象に、特定の種類の飲料の摂取と死亡および心血管疾患(CVD)転帰との関連を前向きコホート研究で検討。米国の医療従事者を対象とした2つのコホート(Nurses’ Health Study、Health Professionals Follow-Up Study)でベースライン時および追跡期間中に、2型糖尿病と診断された男女1万5486例を調査した。主要評価項目は全死因死亡とした。 平均18.5年の追跡期間中、3447例(22.3%)がCVDを発症し、7638例(49.3%)が死亡した。多変量調整後、各飲料の摂取量が最も少ないカテゴリーを最も多いカテゴリーと比較すると、全死因死亡の統合ハザード比は、砂糖入り飲料1.20、人工甘味料入り飲料0. 96、フルーツジュース(果汁)0.98、コーヒー0.74、紅茶0.79、普通の水0.77、低脂肪乳0.88、全脂肪乳1.20だった。このほか、糖尿病診断後にコーヒーの摂取量を増やした人は、摂取量を変えなかった人と比較して、全死因死亡率が低下した。紅茶と低脂肪乳についても、全死因死亡率との関連に同様のパターンが認められた。...
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