コロナ非入院患者にamubarvimab＋romlusevimab併用が有用

新型コロナウイルス感染症（COVID-19）非入院患者に対する中和モノクローナル抗体Amubarvimab＋Romlusevimab併用療法の安全性と有効性を、第2相・第3相多国籍無作為化プラセボ対照プラットフォーム試験で検討した。米国、ブラジル、南アフリカ、メキシコ、アルゼンチン、フィリピンのCOVID-19非入院患者870例（中央値49歳、女性51％、黒人18％、ヒスパニック系またはラテン系50％）を解析対象とした。 その結果、ベースライン時点での症状発現からの期間中央値は6日だった。入院・死亡はamubarvimab＋romlusevimab群9例（2.3％）、プラセボ群44例（10.7％）に発生し、イベント推定減少率は79％だった（P＜0.001）。この減少は、ベースラインの症状持続期間が5日以下でも5日超でも同様だった。28日目までに認められたグレード3以上の試験治療下での有害事象は、併用群（7.3％）がプラセボ群（16.1％）より少なく（P＜0.001）、重度の注入反応や薬剤関連の重篤な有害事象は認められなかった。...