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心肺フィットネスの低下、死亡リスク増と関連

2023年5月1日  Journal of the American College of Cardiology

30-95歳の9万3060例(平均年齢61.3±9.8歳)を対象に、心肺フィットネス(CRF)の変化と死亡リスクの関連を検討。全員が1年以上の間隔(平均5.8±3.7年)で2回の症候限界性運動トレッドミル負荷試験を受けた。被験者をベースラインでの代謝当量(MET)ピーク値に基づきCRFの四分位群に分類し、さらに各四分位群の被験者を最終検査時のCRF変化(増加、低下、変化なし)で層別化した。 追跡期間中央値6.3年で1万8302例が死亡し、1000人年当たりの平均年死亡率は27.6件だった。1.0MET以上のCRFの変化はベースラインでのCRFの状態に関係なく死亡リスクの反比例の変化と関連した。例えば、2.0MET超のCRF低下はCRFが2番目に少ない群の心血管疾患(CVD)患者で74%(ハザード比1.74、95%CI 1.59-1.91)、同非CVD患者で69%(同1.69、1.45-1.96)の全死亡リスク増加と関連した。...