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小児糖尿病網膜症有病率、糖尿病診断後5年超で大幅に上昇

2023年5月4日  専門誌ピックアップ

世界の小児2型糖尿病の糖尿病網膜症(DR)有病率を観察研究27件(患者5924例、糖尿病診断時の年齢6.5-21.0歳)の系統的レビューとメタ解析で推定した。 その結果、推定DR有病率は6.99%だった(95%CI 3.75-11.00、I2=95%)。眼底検査は7方向立体眼底撮影に比べて、網膜症の検出感度が低かった[0.47%(95%CI 0-3.30、I2=0%) vs. 13.55%(同5.43-24.29、92%)]。DR有病率は経時的に上昇し、糖尿病診断後2.5年未満で1.11%(95%CI 0.04-3.06、I2=5%)、診断後2.5-5.0年で9.04%(同2.24-19.55、88%)、診断後5年超で28.14%(同12.84-46.45、96%)だった。DR有病率は年齢とともに上昇し、性別、人種または肥満による差は見られなかった。ただし、研究間の異質性は大きかった。...