親と児の肥満、母娘で正の相関
2023年5月6日 専門誌ピックアップ
英国の Southampton Women's Surveyの親子コホートを使用し、親の肥満と子供の肥満の関連が母親と父親および女児と男児で異なるのかを検討。調査対象を母親-父親-子どもの240組とし、子どもの4歳、6-7歳、8-9歳の時に体組成（頭部以外）を二重エネルギーX線吸収法で測定した。 その結果、6-7歳と8-9歳で母親と女児のBMIおよび脂肪量に正の相関があり（BMI：β＝0.29 SD/SD、95％CI 0.10-0.48、脂肪量：β＝0.27 SD/SD、95％CI 0.05-0.48）、4歳でも同様の傾向があった（同0.33 SD/SD、0.13-0.54、0.31 SD/SD、0.12-0.49）。母親と男児、父親と男児、父親と女児でのBMIと体脂肪量の関連性は各評価年齢のいずれの時点も弱かった。...