1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. アレルゲン食品早期導入、アレルギー予防も高脱落率

アレルゲン食品早期導入、アレルギー予防も高脱落率

2023年5月9日  JAMA Pediatrics

乳児にアレルゲン食品を導入する時期と1-5歳の免疫グロブリンE(IgE)依存性食物アレルギー発症リスクとの関連を無作為化試験23件(56報、対象計1万3794例)の系統的レビューとメタ解析で検討した。 その結果、4試験(3295例)で生後2-12カ月の複数のアレルゲン食品導入が食物アレルギーのリスク低下と関連し(リスク比0.49、95%CI 0.33-0.74、I2=49%、エビデンスの確実性「中」)、5試験(4703例)で生後2-12カ月の複数のアレルゲン食品導入が介入脱落率上昇と関連した(同2.29、1.45-3.63、89%、「中」)。9試験(4811例)で生後3-6カ月の卵導入が卵アレルギーのリスク低下と関連し(同0.60、0.46-0.77、0%、「高」)、4試験(3796例)で生後3-10カ月のピーナツ導入がピーナツアレルギーのリスク低下と関連した(同0.31、0.19-0.51、21%、「高」)。牛乳の導入時期と牛乳アレルギー発症リスクに関するエビデンスは確実性が非常に低かった。...