敗血症性ショック、フルドロコルチゾン併用の便益確認

2016-20年の米国Premier Healthcare Databaseに登録されたノルエピネフリン治療中の敗血症性ショック入院患者8万8275例を対象に、ヒドロコルチゾン＋フルドロコルチゾン併用療法とヒドロコルチゾン単剤療法の有効性を後ろ向きコホート研究で比較。2280例（年齢中央値64歳、男性1239例）が併用療法、8万5995例（同67歳、4万3859例）が単剤療法を受けた。主要複合評価項目を院内死亡またはホスピスへの退院の発生率とし、調整後リスク差を二重ロバスト標的型最尤推定量で算出した。 その結果、主要複合評価項目の発生率は併用療法群47.2％、単剤療法群50.8％だった（調整後絶対リスク差－3.7％、95％CI －4.2％-－3.1％、P＜0.001）。...