脳葉型脳出血、非脳葉型より再発しやすくMACEリスク高い

初発の特発性脳出血で入院した50歳以上の患者を対象に、脳出血部位による脳出血後の主要有害心血管イベント（MACE）発生リスクをコホート研究で検討。脳葉型出血患者1034例と非脳葉型出血患者1255例を比較した。主要評価項目はMACE、脳出血再発、虚血性脳卒中、または心筋梗塞の発生とした。 その結果、脳葉型脳出血患者の方が、非脳葉型脳出血患者よりも、100人年当たりのMACE（10.84 vs. 7.91、調整後ハザード比1.26、95％CI 1.10-1.44）および脳出血再発（3.74 vs. 1.24、同2.63、1.97-3.49）の発生率が高かった。虚血性脳卒中（1.45 vs. 1.77、同0.81、0.60-1.10）および心筋梗塞（0.42 vs. 0.64、同0.64、0.38-1.09）の発生率は同様だった。...