小児B細胞性リンパ腫、リツキシマブ追加で低IgG血症長期化

生後6カ月-18歳の高リスク成熟B細胞性非ホジキンリンパ腫（B-NHL）患者421例を対象に、化学療法へのリツキシマブ追加効果を検討した第III相試験（Inter-B-NHL Ritux 2010試験）の2次解析を実施。総リンパ球数、B細胞数、および免疫グロブリン（Ig）G濃度を主なエンドポイントとし、これらの時点でのリンパ球数とIg濃度が低い患者の割合を報告した。 その結果、治療終了から1カ月後、リツキシマブ追加群は化学療法単独群より、リンパ球減少（81％ vs. 60％、オッズ比2.92、95％CI 1.53-5.57、P＝0.0011）、B細胞リンパ球減少（96％ vs. 64％、同13.33、3.71-47.84、P＜0.0001）、および低ガンマグロブリン血症（低IgG血症、71％ vs. 47％、同2.72、1.45-5.07、P＝0.0017）の割合が高かった。1年後、低IgG血症のみで、割合に差が見られた（55％ vs. 25％、同3.64、1.81-7.31、P＝0.0003）。リツキシマブ追加群は、主にIg低濃度のため、Ig補充療法を受ける傾向が高かった（16％ v...