1-3カ所の脊椎転移を有するがん患者339例を対象に、定位手術的照射(SRS)と従来の外照射(cEBRT)の疼痛緩和効果を第III相無作為化試験で比較(NRG Oncology/RTOG 0631試験)。主要評価項目は患者報告による疼痛反応とし、二次部位の疼痛悪化または鎮痛薬使用なしで疼痛の数値評価スケール(NRPS)3点以上改善と定義した。 その結果、3カ月時のNRPS3点以上改善達成率は、SRS群41.3%、cEBRT群60.5%で、cEBRTに有利な結果だった(差-19パーセントポイント、95%CI -32.9--5.5、片側P=0.99、両側P=0.01)。Zubrodスコア(全身状態の指標)が、疼痛反応に影響する有意な因子だった。急性または遅発性の有害作用の割合に差はなかった。24カ月時にSRS群の19.5%およびcEBRT群の21.6%に、脊椎圧迫骨折が見られた(P=0.59)。24カ月時点で脊髄合併症の報告はなかった。...
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