低用量降圧薬3または4成分配合剤、高血圧初回治療に有効

高血圧の初回治療での低用量配合剤（LDC）降圧薬の有効性および安全性を、無作為化試験7件の系統的レビューおよびメタ解析で検討。降圧薬3成分配合剤を用いた4つの試験、および降圧薬4成分配合剤を用いた3つの試験を解析対象とした（患者計1918例、平均年齢59歳、女性38％）。 その結果、追跡期間4-12週時で、LDC降圧薬は単剤療法または通常ケア（平均収縮期血圧低下量の差 7.4mmHg、95％CI 4.3-10.5）およびプラセボ（同18.0mmHg、15.1-20.8）に比べ、収縮期血圧の平均低下量の増加と関連した。また、単剤療法または通常ケア（66％ vs. 46％、リスク比1.40、95％CI 1.27-1.52）およびプラセボ（54％ vs. 18％、同3.03、1.93-4.77）に比べ、4-12週時の血圧140/90mmHg未満達成率の増加と関連した。さらに、単剤療法または通常ケアに比べめまいの増加と関連したが（14％ vs. 11％、同1.28、1.00-1.63）、その他の有害作用や治療中止とは関連しなかった。...