1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. UCのアベルマブ維持療法、サブグループでも効果確認

UCのアベルマブ維持療法、サブグループでも効果確認

2023年6月7日  European Urology

白金製剤ベースの1次化学療法で、病勢進行が見られなかった切除不能な局所進行または転移性尿路上皮がん(UC)患者700例を対象に、ベストサポーティブケア(BSC)と併用するアベルマブ維持療法の効果をBSC単独と比較した第III相試験(JAVELIN Bladder 100試験)のサブグループ解析を実施。アベルマブ+BSC群とBSC単独群ともに、追跡期間中央値は19カ月超だった。 その結果、アベルマブ+BSC群のBSC単独群に対する総生存(OS)ハザード比はいずれのサブグループでも1を下回り、1次療法としてのシスプラチン+ゲムシタビン投与群で0.69(95%CI 0.50-0.93)、カルボプラチン+ゲムシタビン投与群で0.64(同0.46-0.90)、カルボプラチン+ゲムシタビン投与のPD-L1+腫瘍患者群で0.67(同0.39-1.14)、化学療法の最良効果が完全奏効群で0.80(同0.46-1.37)、部分奏効群で0.62(同0.46-0.84)、病勢安定群で0.70(同0.46-1.06)だった。無増悪生存(PFS)でも同様の結果が認められた。...