漢方薬Xuebijing静注で敗血症の死亡率低下

中国の45施設のICU（集中治療室）で、臓器不全評価スコア2-13、発症後48時間以内の敗血症患者1817例（平均年齢56.5歳、男性66.0％）を対象に、漢方生薬ベースの静注製剤Xuebijing注射薬（XBJ、100mL）の生存転帰改善効果を、無作為化プラセボ比較試験で検討（EXIT-SEP試験）。12時間ごと5日間のXBJ（100mL）または生理食塩水（プラセボ）の静注投与を行った。1760例が試験を完了した。 その結果、主要評価項目に規定した28日死亡率はXBJ群18.8％、プラセボ（生理食塩水）群26.1％で有意差が認められ（P＜0.001）、絶対リスク差は7.3パーセントポイント（95％CI 3.4-11.2）だった。有害事象発生率はXBJ群22.9％、プラセボ群25.3％だった。...