睡眠の質がアルツハイマー病発症前の脳の変化に関与
2023年6月12日
Alzheimer's & Dementia
認知障害のない成人339例を対象に、アルツハイマー病(AD)発症前の睡眠の質と脳の構造および機能との関連をMRI、腰椎穿刺、ピッツバーグ睡眠質問票(PSQI)を用いて検討。亜集団の295例に対してPETを実施し、灰白質体積(GMv)と脳内糖代謝(CMRGlu)、脳脊髄液(CSF)のADバイオマーカーの状況との関連をボクセル単位で解析した。 その結果、睡眠の質の低下は、ADの病態から独立して、眼窩前頭皮質および帯状回皮質のGMvおよびCMRGluの低下と関連していた。自己申告による睡眠の質は、ADに関連するCSFバイオマーカーの変化と相互に影響を及ぼしていた。...
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