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BPIと統合失調症患者の破壊的ライフイベントを調査

2023年6月13日  JAMA Psychiatry

双極I型障害(BPI)患者3万8人および統合失調症患者1万6159人の消費者信用調査機関のデータを使用して、破壊的ライフイベント(逮捕、住所変更、破産、抵当権など)に関する調査を実施。対照の大うつ病性障害(MDD)患者コホートおよび一般健康者コホート(BPI、統合失調症、MDDのいずれでもない)と破壊的ライフイベント発生率を比較した。 その結果、BPI患者は対照コホートよりも、住所変更(健康者コホートとの比較:発生率比1.25、95%CI 1.23-1.28)、および経済的な破壊的ライフイベント[オッズ比1.15(95%CI 1.07-1.24)から1.50(同1.42-1.58)]を経験する可能性が高かった。統合失調症患者は、対照コホートよりも住所変更および経済的イベントを経験する可能性が低かった。BPIまたは統合失調症の患者と健康者コホートの比較で、差が最も大きかった破壊的ライフイベントは逮捕だった[それぞれオッズ比3.27(95%CI 2.84-3.78)、同3.04(2.57-3.59)]。...