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腹腔鏡下胃バイパス術の腸間膜欠損閉鎖で再手術率減

2023年6月14日  JAMA Surgery

腹腔鏡下胃バイパス術が予定されている重度肥満患者2507例を対象に、腸間膜欠損部の閉鎖の長期的な安全性と有効性を無作為化試験で非閉鎖と比較。主要評価項目を小腸閉塞に対する再手術率とし、手術後10年間の追跡調査が行われた。 その結果、術後31日から10年までの小腸閉塞の再手術は非閉鎖群185例(10年間累積発生率14.9%、95%CI 13.0-16.9)、閉鎖群98例(同7.8%、6.4-9.4)で発生した(サブハザード比0.42、95%CI 0.32-0.55)。新規の慢性的オピオイド使用は、オピオイド未使用の非閉鎖群863例中175例(10年間累積発生率20.4%、95%CI 17.7-23.0)、閉鎖群895例中166例(同18.7%、16.2-21.3)で発生した(サブハザード比0.90、95%CI 0.73-1.11)。...