成人アトピー患者のQOL、オンライン心理介入で向上

Dermatology Life Quality Index（DLQI）スコアが6超のアトピー性皮膚炎成人患者107例（平均年齢36.3歳、女性79.4％、平均罹患期間26.6年）を対象に、オンラインでのマインドフルネスおよびセルフコンパッショントレーニングのQOL改善効果を無作為化試験で検討。56例を介入群（通常ケアに加え週1回90分のグループセッションを8回受講）、51例を待機リスト群（通常ケアのみ）に割り付け、105例が13週時の評価を完了した。 その結果、13週時のDLQIスコアのベースラインからの改善度は、介入群の方が待機リスト群に比べ高く（群間差推定値－6.34、95％CI －8.27-－4.4、P＜0.001）、13週時の標準効果量は－1.06（95％CI －1.39-－0.74）だった。湿疹重症度、掻痒および掻破関連の視覚的アナログ尺度（VAS）など全ての副次的評価項目の改善度も、介入群の方が待機リスト群に比べ高かった。...