重症または重篤な新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の生存者50例(集中治療室を退室後5±1カ月)を対象に、在宅運動トレーニング(HBET)プログラム(週3回、約60-80分/回)の健康関連QOL(HRQoL)および健康関連転帰への効果を単施設単盲検並行群間無作為化比較試験で検討。36項目健康調査票を用いてHRQoLの変化を評価し、身体的側面サマリースコアを主要評価項目とした。 その結果、16週間の介入後、HBET群は対照群(標準ケア)に比べて、身体的側面サマリー[推定平均差(EMD):16.8点、95%CI 5.8-27.9、効果量(ES):0.74]、身体機能(同22.5点、6.1-42.9、0.83)、全体的健康感(同17.4点、1.8-33.1、0.73)および活力(同15.1点、0.2-30.1、0.49)のスコアが高かった。30秒イス立ち上がり(同2.38回、0.01-4.76、0.86)、筋力低下および筋肉痛も、対照群に比べてHBET群の方が改善した(P<0.05)。有害事象は見られなかった。...
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