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受傷後の死亡や疾患リスクの増加を双生児比較研究で検証

2023年6月22日  JAMA Surgery

デンマークで1994-2018年に双生児の一方が中等度ないし重度の外傷を負った同性双生児2290組(年齢中央値36.4歳)を対象に、外傷と死亡または免疫介在性疾患もしくはがんの長期リスクの関連を双生児比較研究で検討。追跡期間中央値は8.6年だった。 その結果、全体での主要複合評価項目(死亡または24種の免疫介在性疾患もしくはがん)の発生は1268組(55%)だった。このうち724組(32%)では受傷児で先に主要評価項目が発生し、544組(24%)では非受傷児で先に主要評価項目が発生した。非受傷児に対する受傷児の主要複合評価項目発生ハザード比は1.33(95%CI 1.19-1.49)、評価項目別では死亡1.91(同1.68-2.18)、免疫介在性疾患またはがん疾患1.28(同1.14-1.44)だった。...