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妊娠糖尿病発症前に胎児の心臓形態に軽度変化

2023年6月23日  JAMA Pediatrics

妊娠19-23週の単胎妊娠女性5620人(平均年齢33.6歳)を対象に、母体が妊娠糖尿病(GD)を発症する前の妊娠中期での胎児の心臓形態および心機能について前向き非介入スクリーニング研究で検討。心エコー法で胎児の右室および左室心機能を評価し、左右の球形度から心臓形態を評価した。妊娠中期の心エコー法評価後にGDと診断された470人(8.4%)とGDを発症しなかった母体の胎児を比較した。 その結果、非GD群と比べてGD群の胎児では、心室間の厚さ(0.04、95%CI 0.03-0.06mm)および左房面積(0.04、同 0.04-0.05)に軽度の増加が見られた。左右の心機能指数は、GD群の左室駆出率の方がわずかに良好だったことを除き、両群で同等だった(0.02、同0.03-0.03)。...