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低用量コルヒチンは変形性関節症の進行抑制に関連か

2023年6月24日  Annals of Internal Medicine

低用量コルヒチン(0.5mg/日)による変形性関節症(OA)の進行抑制効果を、慢性冠動脈疾患患者5522例を対象としたLoDoCo2(Low-Dose Colchicine 2)二重盲検無作為化比較試験の探索的解析で検討。主要評価項目は、無作為化後から人工膝関節全置換術(TKR)または人工股関節全置換術(THR)初回実施までの期間とし、プラセボ(2760例)と比較した。 その結果、試験期間中にTKRまたはTHRを受けた患者は、コルヒチン群が68例(2.5%)、プラセボ群が97例(3.5%)だった[実施率:100人年当たり0.90 vs. 1.30、実施率の差:100人年当たり-0.40(95%CI -0.74--0.06)、ハザード比0.69(同0.51-0.95)]。感度分析では、ベースラインで痛風だった患者を除外した場合、および追跡調査開始3カ月、6カ月時点で実施した関節置換術を除外した場合に同様の結果となった。...