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鼻ポリープを伴う慢性副鼻腔炎にデュピルマブが実臨床でも有効か

2023年6月27日  Allergy

重症で制御不良の鼻ポリープを伴う慢性副鼻腔炎(CRSwNP)患者648例を対象に、治療開始後1年間のデュピルマブの有効性と安全性を第IV相多施設共同リアルライフ観察試験で検討(DUPIREAL試験)。鼻ポリープスコア(NPS)、症状、嗅覚機能に焦点を当て、現在のガイドラインに基づく成功率、および各時点での反応の潜在的予測因子を検討した。 NPSは試験開始時の中央値6から12カ月時点の1.0へと有意に低下し(P<0.001)、Sino-Nasal Outcomes Test-22は試験開始時の中央値58から12カ月時点の11へと有意に低下した(P<0.001)。Sniffin' Sticksスコアは12カ月間で有意に上昇(P<0.001)した。EPOS 2020の基準に基づくと、12カ月時点で患者の96.9%にexcellentないしmoderateの反応が認められた。...