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物質誘発性精神病、統合失調症スペクトラム障害への移行率高い

2023年7月6日  American Journal of Psychiatry

2010-15年に物質誘発性精神病と診断されたNorwegian Patient Registry登録の全患者3178例を対象に、物質誘発性精神病から統合失調症スペクトラム障害や双極性障害への移行率を推定した。 その結果、物質誘発性精神病から統合失調症スペクトラム障害への6年間の移行率は27.6%(95%CI 25.6-29.7)だった。男性では若年者や大麻誘発性精神病や複数の物質による精神病を有する者ほど移行リスクが高く、また、男女とも物質誘発性精神病関連の緊急入院の回数が多い患者で移行リスクが高かった。双極性障害への移行率は4.5%(同3.6-5.5)で、この移行リスクは女性の方が高かった。...