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骨盤臓器脱手術後の早期活動開始は活動制限に非劣性

2023年7月10日  JAMA Surgery

ステージII以上の骨盤臓器脱(POP)に対する手術施行患者107例(平均年齢62.8歳)を対象に、術後の早期身体活動開始の標準運動制限に対する非劣性を無作為化試験で検討。解剖学的主要評価項目は、Pelvic Organ Prolapse Quantification Systemによる骨盤臓器の支持機構破綻の最下垂点であるmaximum anatomic POP support loss(SLmax、非劣性マージン1.0cm)とし、症候性の共主要評価項目はPelvic Organ Prolapse Distress Inventory(POPDI)症状スコアとした(非劣性マージン34.3点)。 その結果、3カ月時の平均SLmaxは早期群-1.7cm、標準群-1.5cmで(P=0.44)、ベースライン時のSLmaxで調整した解析では、腟管内での最大支持機構破綻の平均値は早期群で0.18cm(95%CI -0.68-0.33)高かった。平均POPDIスコアは早期群23.7点、標準群25.7点で(P=0.80)、ベースラインスコアで調整した解析で平均スコアは早期群で5.79点(95%CI -...