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チルゼパチドはシスタチンC由来eGFRの低下速度も抑制

2023年7月18日  Diabetes Care

心血管リスクの高い2型糖尿病成人患者を対象に、チルゼパチドのクレアチニン値またはシスタチンC値に基づく推算糸球体濾過量(eGFR)への効果をSURPASS-4試験の事後解析で検討。主要評価項目はベースラインから52週時までのeGFR変化量とし、チルゼパチド(5mg群、10mg群、15mg群の統合)とインスリングラルギンで比較した。 その結果、クレアチニン値-eGFR変化量の最小二乗平均値は、チルゼパチド群-2.5mL/分/1.73m2、インスリングラルギン群-3.9mL/分/1.73m2(群間差1.4mL/分/1.73m2、95%CI 0.3-2.4)、シスタチンC値-eGFRでは-3.5mL/分/1.73m2、-5.3mL/分/1.73m2だった(同1.8mL/分/1.73m2、0.8-2.8)。ベースラインと1年後のeGFR値および、ベースラインから1年のeGFR変化量は、クレアチニン-eGFRとシスタチンC-eGFRとの間に有意な相関が認められた。...